技術情報
Technology Infomation
イソダメタルには戦時中に描かれた軸受の図面が今も残っています。戦闘機などに使用されていた軸受の図面は、今の目で見ても設計者の明確な意思が読み取れ、当時の職人の“魂”が感じられます。エンジンの内部には、クランクシャフトを支える主軸受のほかにもコンロッド軸受やカム軸受など数多くの軸受が用いられています。軸受はエンジン稼働時の高負荷状況においても、歪みやガタつきがなく、しっかりと軸を支える必要があります。そのために軸受を組み付けした時に確実に密着するような設計が重要となります。イソダメタルではエンジンのサイズや仕様に合わせ、軸受の形状、合金の素材や厚さ、オイルを供給するための穴や溝、油溜、組み付けのためのクラッシュ量、軸と軸受の間に形成される油膜の厚さを決定するオイルクリアランス等を考慮、計算し最適な設計図を起こし、設計から製造までを一貫生産で提供することができます。
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